給湯器のフルオートとオートの違いの詳細は?メリットとデメリット

[`google_buzz` not found]
LINEで送る

露天風呂
いざ追炊き付きの給湯器を選ぼうと思った時に必ず選択しなければいけないのが、フルオートか(セミ)オートというもの。

誤解されている方も多いのですが、どちらも自動で浴槽にお湯張りをして設定した湯量でちゃんと自動で止めてくれるというのはかわりません。

違いはお湯をため終わったあとの動作の違いだけです。

今回はフルオートとオートの違いについていろんな面から書いてみたいと思います。


追炊き付給湯器には2種類ある

給湯器の中で追炊きが出来るものには、どこのメーカーにも「フルオート」と「オート」という、大きく分けて2つの種類があります。

オートは昔はセミオートと呼んでいたのですが、なぜか最近は単にオートと呼ぶようになっています。

給湯器の型番を見ればフルオートとセミオートの違いが判別できるようになっています。
「A」とあるものがフルオート、「SA」とあるものがオートというものがほとんどです。

「ほとんど」と書いたのは、実はメーカーによって表記が違ってくることがあるからです。

追い焚き機能付き給湯器の国内シェアは、リンナイとノーリツで8割を越えていますが、この2社は先程書いた表記となっています。

注意しなければいけないのが、パロマ製とパーパス製のものです。
パロマ製とパーパス製のふろ給湯器は、リンナイやノーリツと全く逆で、「A」とあるものが「オート」を指します。

例えば、リンナイのフルオートはRUF-E2405AWといった表記をします。
ところが、パロマやパーパスの場合、FH-E248AWLといった表記であればオートのことを指すのです。

ちなみにパロマの給湯器は、フルオートを「FA」、パーパスは「Z」と表記しています。

個人的にはパロマの表記のほうがしっくりくるんですけどね。

ノーリツのふろ給湯器はちょっと複雑

国内2大メーカーの一つであるノーリツは2017年のフルモデルチェンジの際に、「プレミアム」「スタンダード」「シンプル」という何ともややこしい3つのグレードを設定しました。

「プレミアム」と「スタンダード」の二つはフルオートで、「シンプル」はオートのことです。
プレミアム以外は、はっきり言って今までのフルオートやオートと変わらないので、なぜ新しく名称を設定したのかが良くわからないんですよね。

正直こういうくだらない名称変更はやめてもらいたいもんです。混乱するだけで何一つメリットが無いですからね。

給湯器のフルオートと(セミ)オートの違いは?

先ほども書いたように、フルオートもオートも「自動」ボタン一つで設定した湯量までお湯をためてくれて、自動でお湯を止めたあと保温をしてくれるところまでは何も変わりません。

違うところはお湯がたまった後だけです。

何が違うのかというと、保温のための追炊きをかけるタイミングと、自動で足し湯をするかどうか、追炊き配管内の掃除をしてくれる「配管クリーン」という機能が付いているかの3点。

フルオートタイプにはオートタイプには無い「水位センサー」が付いています。
この水位センサーが付いていることで何ができるのかというと、浴槽に人が入ったり出たりした時の浴槽内の水位の上下動を検知することが出来るのです。

追炊きをかけるタイミングの違い

人の体の表面温度はお湯の温度よりも低いので、人が湯船に入るとお湯の温度がかなり下がってしまいます。

フルオートの場合は人が湯船に入ったことを水位によって検知して、そこで自動追炊きをかける仕組みになっています。

対してオートは浴槽への人の出入りを検知できないので、一定時間ごとに風呂桶の中のお湯を給湯器まで送って温度が低くなっていないかを確認して追炊きをかけます。

この一定時間ごとに温度をみて追い焚きをかけるという動作はフルオートも行いますが、オートは水位検知がないのでこれのみです。

オートは湯船に入った人がぬるいと感じたら、手動で追炊きボタンを押す必要があります。

もちろんフルオートでも追炊きボタンを押せば追炊きできます。

自動で足し湯をするかどうか

フルオートは水位センサーでお湯が減ったことを検知できるので、例えば湯船から洗面器などでお湯をくみ出したりした時には、自動でお湯を足して設定の水位まで増やしてくれます。

オートは水位の減少を検知できないので、自動でお湯を増やすことはできません。
お湯を増やしたい時は、リモコンの足し湯ボタンを押すことで、約20Lのお湯を自動で足して止めてくれます。

もちろん、フルオートにも足し湯ボタンは付いています。

追焚き配管クリーン機能があるかどうか

フルオートタイプには配管クリーンもしくは自動配管洗浄とよばれる機能が付いています。

これは浴槽のお湯を抜いた際に、自動で配管内に少量のお水(またはお湯)を流して配管内の汚れたお湯を洗い流してくれる機能です。
フルオートを選ぶ人は、この機能に魅力を感じている人が多いようです。

オートにはこの機能がありませんが、足し湯ボタンを押して少量のお湯を流すことで全く同じ効果を得ることが出来ます。
ただ、オートで足し湯をしても、給湯器本体内の追い焚き側の熱交換器やポンプ内の配管にはお湯が流れないので、追焚き配管内すべてを綺麗にすることはできません。現在は、たし湯の場合でも追焚き配管内および追焚きポンプの中をお湯が通るので、自動配管洗浄と全く同じ効果を得ることが出来ます。

というより、そもそもお湯はりの際も、すべてのお湯が追焚き配管内や追焚きポンプ内を通るため、常にキレイなお湯で配管を洗浄しているようなものなので、湯垢などはほとんどつかないんですよね。


給湯器のフルオートからオートに変えるデメリットは?

新築時などにフルオートタイプが初めから設置されている場合で、交換時に金額の違いからオートに変更したいと考えた時に、不都合が無いかは気になるところ。

上に書いたように、湯船に入った時に自動追焚きがかるか、お湯が減った時に自動足し湯をするか、自動配管クリーンが有るか無いか、の3つが主な違いです。
自動追炊き、自動足し湯については、デメリットととらえるかは好みによるでしょう。

配管クリーンは、お湯を抜いた時に自動で作動してくれるので付いて居れば便利な機能ですね。

給湯器のフルオートとオートの実際の販売価格差は?

気になる給湯器取替時の費用の違いですが、フルオートとオートは給湯器の機能の違いだけなので、工事内容や工事費には一切違いはありません。

機器の購入価格は給湯器によって違いますが、だいたい8,000円~13,000円くらいの差があって、当然のことながらフルオートのほうが高価です。

給湯器のフルオートは必要?価格差と使いやすさ・使い勝手はどちらがいい?

デメリットについては、人それぞれなので一概には言えません。

個人的にはオートで十分だと思いますが、今までフルオートで満足していて金額差が妥当だと思えるのであればフルオートにすればいいかと思います。

オートにある機能はすべてフルオートには付いているので、金額差を許容できるかだけですね。

勝手に自動追炊きがかかるのも、自動足し湯されるのも人によっては不便であるかもしれませんので。

給湯器のフルオートの機能である配管洗浄は効果あるの?


多くの人が魅力を感じている配管クリーンの効果についてですが、今の給湯器の追焚きは細い追焚き配管(大抵は内径10mmか13mm)の中をポンプで圧力をかけて循環させるので、そもそも配管内に湯垢が溜まることはほとんどありません。

なので、配管内の汚れをあまり気にする必要もないのではないかと思います。
世の中には潔癖症と言われる人もいるので一概には言えませんが。

給湯器のフルオートとセミオートでガス代は違うの?

フルオートとオートのランニングコストの違いということになりますが、基本的にガス代などのランニングコストは変わらないと言って良いです。

で、結局はどちらがおすすめなの?

機能面で言うならフルオート、価格面で言うならオート。

単純ですが、これに尽きると思います。

わたしは迷っている人にはオートをお勧めしています。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
この記事がお役に立てましたら、いいね!を押して頂けると嬉しいです。ツイートもよろしくお願いします。


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加